2013年9月11日水曜日

生花 株分け「二季の通い」

秋の七草の一つ、女郎花(おみなえし)を挿けました。
昔は野原でよく見かけた馴染みの花ですが、その出生については知りませんでした。
生け花は出生を大事にして挿けます。
女郎花はまず葉株が出て、翌年に花を咲かせるそうです。
葉は大根の葉に似ているところから「大根葉」と呼ばれます。(花の茎に付いている小さい葉とは違います)
このように、葉の出る時期と花の咲く時期が二季にわたることから、花の株と葉の株を別々に分けて挿け、嵯峨御流ではこの花態を「二季の通い」と言います。
昨日、岡山の研修会で習ってきました。
 
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3 件のコメント:

真加部の丘から さんのコメント...

素晴らしい生け花ですね。相当の腕前でしょうね。羨ましいです。
私は生け花は10年くらい習いましたが、全然うまくならないのでやめました。素質がなかったのでしょか・・・

千葉のクリスタル さんのコメント...

秋ですね。
生け花の腕前も素晴らしいです。
忙しい中にもたくさんの趣味を続られて素晴らしいです。
楽しみですね。

エゴマ小母 さんのコメント...

先ず葉株が出てその年に花が咲く・・・あたりまえの様に思っていましたが、オミナエシはまず葉株が出て、翌年花が咲く・・・。この様な植物もあるのですね。
そして別々にいける花態を嵯峨御流では「ニ季の通い」と言われるのも初めて知りました。
素敵ですね。